イベントの背景
フラワーライフ振興協議会では、地元の文化や伝統に触れながら花の魅力を知ってもらう「スマフラフェス」を、全国の国宝・世界遺産など主要観光地を中心に催しています。
イベントレポート
今回は、2021年2月20日〜2月21日に世界文化遺産・国宝姫路城で行われた「スマイルフラワーフェスティバル」をご紹介します。
姫路城は、1951年に国宝に指定され、1993年には奈良の法隆寺とともに、日本で初めての世界文化遺産に登録されました。
白の壁とともに、屋根瓦までも白く、その姿から“白鷲城(しらさぎじょう、はくろじょう)”とも呼ばれ親しまれています。
日本では最も早く開花する桜の一つである「カンヒザクラ(寒緋桜)」と、温室栽培で開花をさせた「サトザクラ」を使い装飾が行われました。この日は、正午には気温が20℃近くとなり、来場者は一足早い春の陽気とお花見と楽しみました。
桜の他にも、姫路生花卸売市場からバラやダリアなど約40種、500本以上を使用し装飾が行われ、姫路城を彩りました。
装飾はフラワーデザインの全国コンテスト「ジャパンカップ」で7度の優勝を誇る、兵庫県加古川市の日坂明広さんがプロデュースをされました。
21日には、「桜奏(おうか)」をテーマに、若手デザイナーも交えて即興で作るデモンストレーションが行われました。
今後も各地でスマフェスを実施しますので、お楽しみに!
最後に
スマフェスはコロナ禍によって生じたフラワーロス(花の廃棄問題)を解決するために、花卉の流通を促し需要を喚起することで持続可能な生産者支援につなげ、花による賑わいの回復、そして花文化を広く発信してゆくことで、花の魅力を伝え、花を通じた新たな生活様式(ニューノーマルなフラワーライフ)を創出することを目的とし、活動しています。
※花卉:観賞用の花