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大阪・咲くやこの花館、香りのばらの祭典「秋のばら祭」

(必要に応じてここにタイトル)

イベントの背景

フラワーライフ振興協議会では、地元の文化や伝統に触れながら花の魅力を知ってもらう「スマフラフェス」を、全国の国宝・世界遺産など主要観光地を中心に催しています。

https://flower-life.org/

イベントレポート

2020年10月30日〜11月1日、大阪にある大温室「咲くやこの花館」にて秋のばら祭が開催され、「作品展示」「香りの体験とばらのミニ知識」「ワークショップ」など体験型イベントが多く展開されました。

※毎年5月に行われているが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から11月に開催

イベントの目玉でなるばらは例年だと1,000本。昨年はフラワーロスの取り組みとしてフラワーライフ振興協議会が全国から約5,000本のばらを買い取り、本イベントに提供させていただきました。

ばらは、鮮やかな赤だけでなくオレンジや紫、淡いピンクなど多様な種類があり、明るい気持ちにさせてくれます。また今回は特別に、来場者へばらのプレゼントも行い、喜びの声もあがりました。

大阪・咲くやこの花館、香りのばらの祭典「秋のばら祭」
大阪・咲くやこの花館、香りのばらの祭典「秋のばら祭」
大阪・咲くやこの花館、香りのばらの祭典「秋のばら祭」
大阪・咲くやこの花館、香りのばらの祭典「秋のばら祭」

「おくだばらえん」さんに聞く、花の楽しみ方

「秋のばら祭」のばら展示を担当され、また、ワークショップを開催された「おくだばらえん」さんに、ばらの魅力について取材致しました。

大阪・咲くやこの花館、香りのばらの祭典「秋のばら祭」

ばら体験に欠かせないのが、全国でも珍しい無農薬のばら。
毎年、咲くやこの花館イベントで提供しているおくだばらえんの奥田容彦(おくだ・やすひこ)さんが栽培しています。

奥田さんは、農業大学を卒業後、1年間ばらの勉強をしに渡米。きつい農薬を使っていたら、倒れてしまったそうです。

「死にかけて初めて、農薬は恐ろしいものだと実感しました。野菜だと、出荷前日から3日前には農薬をかけてはいけないという法律があるんです。でも花は観て楽しむだけだからと農薬を当日までたっぷりかけています。」と話してくださいました。

ばらは、育てるのが難しいと言われています。原因は「病気のかかりやすさ」と「害虫」です。これらを克服するためにおくだばらえんでは、竹酢液(竹を蒸し焼きにして炭化した際に出る排気ガスを採取し液化させもの)のみを使用し、温室環境などのさまざまな工夫を通して栽培しているのです。

農薬を使わないことで「食べる」「作る」「触る」など多くの体験をすることができます。
「食べる」と美容にも良いとされ栄養価も高いそう。おくだばらえんは全国のレストランでも卸しています。

その他にもばらをつかった料理や石鹸、アクセサリーや入浴剤としても活用できます。

おくださんは「ばらで出来ることならなんでもやってやろうと、毎日考えています。」と話します。

「おくだばらえんの1番の特徴は、無農薬であることと共に個性がでていることです。茎が曲がっているんですよ。曲がっているとばらを生けるときに個性を活かせるので、美しさが際立つんです。」

無農薬のばらはアレンジメント用に結婚式としても人気です。
まだまだ楽しみ方には底知れない可能性がありますね。

多くの人に鑑賞する以外の花の楽しみをお伝えできればと思います!

最後に

スマフラフェスはコロナ禍によって生じたフラワーロス(花の廃棄問題)を解決するために活動しています。花卉(観賞用の花)の流通を促すことで、持続可能な生産者支援につなげ、花による賑わいの回復を狙っています。

また、花文化を広く発信していくことで、花を通じた新たな生活様式(ニューノーマルなフラワーライフ)を創出することを目的としています。

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