イベントの背景
フラワーライフ振興協議会では、地元の文化や伝統に触れながら花の魅力を知ってもらう「スマフラフェス」を、全国の国宝・世界遺産など主要観光地を中心に催しています。
イベントレポート
富山県高岡市・国宝瑞龍寺にてフラワーイベントを開催
昨年10/3(土)〜4(日)、富山県高岡市にある国宝瑞龍寺にて200種1万5,000本のお花を取り寄せ、フラワーアーティスト金澤茂・忍親子によるフラワーショーを開催しました。
山門から仏殿までの参道には、ダリアやトルコギキョウ、アジサイなどを組み合わせたオブジェを配置したり、加賀手鞠をイメージした丸いオブジェも来場者の目を引いていました。
富山県富山市・グランドプラザにて開催
そして翌月11/21(土)〜22(日)には、富山県のグランドプラザ(野外広場)にて「多彩な『花作品』を制作・展示」をテーマとしたフラワーイベントを開催しました。
今回の会場は、富山市にあるグランドプラザです。グランドプラザは、富山市の中心部に位置し、珍しいガラス屋根に覆われている建築物です。富山市が市街地への住民誘致を目的に、2007年にオープンしました。
スタイリッシュな姿で、第13回公共建築賞生活施設部門受賞など数々の賞を受賞しています。天候が不安定な富山にとって全天候型イベント施設は多くの場面で地域に愛される建築物です。
イベント当日は、主に3つの催し物が用意され、親子連れや買い物客で賑わいを見せました。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
生花
富山大和(百貨店)で当日お買い物してくださった方にプレゼントする生花(数量限定)。
ジャパンフラワーグループ(東京)が期間限定店が出店し、お渡ししました。
おうち時間が増えた今、生活を彩るアイテムとして取り入れて頂けたら幸いです。
フラワー教室
2つ目は、人数限定で開催したフラワー教室。クリスマスに先駆け、参加者は花束やリース作りに励みました。
先生がスギやヒバ、バラなどを飾り付けたクリスマスアレンジメントを参加者らに指導。
みなさん思い思いに花束作りに励んでいました。
フラワーライフショー
最後にご紹介するのは、今回のイベントの目玉となるフラワーライフショー。フラワーアーティストとしてお招きしたのは、農林水産大臣賞など多数受賞されている小西拓さんです。
およそ30分間、装花実演でダイナミックに生ける姿を見させていただきました。
スマフラフェスとは
スマフラフェスはコロナ禍によって生じたフラワーロス(花の廃棄問題)を解決するために活動しています。花卉(観賞用の花)の流通を促すことで、持続可能な生産者支援につなげ、花による賑わいの回復を狙っています。
また、花文化を広く発信していくことで、花を通じた新たな生活様式(ニューノーマルなフラワーライフ)を創出することを目的としています。
富山の花の売り上げの後押しになるか
新型コロナウイルスの感染拡大の影響以降、富山市でも花の売り上げは深刻化しています。県内で花を扱っている富山市地方公設公設卸売市場での取扱高がもっとも落ち込んだのは、2020年4月。過去3年間の平均と比べると約38%落ち込んでいます。それ以降は少しずつ回復しているものの、まだ例年の平均には及びません。
花の売り上げは結婚式やお葬式の縮小や景気に左右される背景があります。
今後も伸びにくいとの見方もされています。
皆様には、このイベントを通し花の魅力に気づき、日常的に花を取り入れていこうと思っていただければ幸いです。今回も花に触れ、その魅力を知り、花に親しんでもらう良い機会を創出できました。
今後も各地でスマフェスを実施しますので、お楽しみに!